移住のための、空き家の選び方

移住

​家選びは大切ですよ。以前ってお話させて頂きました。

移住すると家って無料(タダ)でもらえるの!?

空き家バンクでなんとなく、アタリを付けてみたのは良いけど、
実際、何を見て決めたら良いのかな?
何を気にすれば良いのかな?
とは思いますよね。

空き家バンクでの空き家の選び方

新築の内覧会や、中古物件のチラシが大好きで、
しょっちゅう色んな家を見てるから家選びはちっとも迷わないよ!
みたいな人は良いんですが、大体の人はそんなことは無いと思います。

そんな「中古物件どこを見たら良いのかよくわからない・・・」
という方に向けて、こんなポイントを気にしてみると良いかも知れないよ!
っていうことについて実際の経験からお伝えしてみたいと思います。

ホントはプロに見てもらうのがイチバン

空き家バンクから気になった家をピックアップしたら、
不動産屋さんに連絡して実際に物件を見に行きますよね。

ホームページなどの物件情報に基本的なことは書いてあるんですが、
やはり実際に見てみないとわからない事がいっぱいあります。
(そもそも実際に見たいですしね。)

実際に物件を見たときに気にするべきところはたくさんあります。

この時にリフォーム業者さん(大工さん)が決まっていて、
都合が合えば一緒に見てもらえるようにお願いするのはとっても良いと思います。

やっぱりプロですから。
しかも、自分が直さないといけない家かも知れないですから。
しっかりプロ目線で見てくれると思います。

そんな頼れる人がいない場合は、自分で気合を入れて見る必要があります。
では、チェックしたいポイントを解説したいと思います。

外観は外周をぐるっと全部見る

まずは、外観から。

必ずぐるっと周囲を1周しましょう。
壁板が剥がれたり、割れたりしてませんか?
たくさんスキマがあると、虫が入り込んでしまいます。
周囲に林とか畑とかあると、ハチが入ってきたりします。
家の中にハチの巣が作られたりすると怖いですよー。

うちは屋根裏から50センチはあるスズメバチの巨大な巣が発見されました(笑)

家の周りが、崖とか山の場合、土が庭に流れて来ていないかとかも見ておきたいです。
前もってハザードマップとかも見ておけると良いですねー。

大雨で土砂が流れ込んできたりすると大変なので、家の周りの土留めの補修が必要かも知れません。

物置がある場合は、そのまま使えそうかどうかも大事です。
大きな物置は非常に欲しいですね。
畑をやろうと思っている場合は物置必須です。

引き渡し前に物置を撤去されたりする場合もあるので、
使えそうな物置があった場合、そのまま置いておいてもらえるのか確認したいですね。

敷地内に井戸がある場合も多いです。
多分ポンプで引き上げているので、動くのか確認しましょう。
(実際に動かせなくても、いつまで使っていたかを聞いとくのは大事です。)
井戸があっても枯れてて水が無い場合もあります。
井戸水が使えると畑とかに使えて良いですよ。井戸水タダですし。

こんな手押しポンプも雰囲気があって良いですよね(*´ω`)
キュウリとかトマトとか冷やしたいです。

でも電動がラクで良いと思います(^^;

屋根の上は見えないけど、気にしたいポイント

屋根の上はなかなか見えないと思いますが、何か乗っかってないですか?
天日(てんぴ)が設置してあることがあります。

天日って?
って方多いですよね?
うちにもあって、「テンピ???」ってなりました。

これは、太陽熱温水器です。屋根の上に水を貯めておいて、太陽の熱でお湯を作ります。
で、お風呂とかに戻すことで、湯沸かしの節約ができたりするシロモノです。
夏は70度くらいまでになるようで、良い節約になりそうですが、
オール電化にする場合なんかは必要なくなっちゃいます。

しかしながら設備自体が老朽化していると、水漏れとかも気になります。
チェックしておきたいですね。

家の中は柱と天井を見てまわる

さてさて、雨漏りするかどうははだいぶ気になりますが、
屋根をちゃんと見ることなんかできないので、
次は家の中を見ていきましょう。

上ばかりでなく、下もチェックしないといけません。
床は直すことが多いので、全ての部屋を実際に歩いたりしてチェックしたいですね。
たぶん、どこかは踏んだ時にたわむと思います(笑)

畳は表替えや交換をするとして、座板の貼り換えや補強が必要になる場合もあります。
和室でもフローリングにリフォームしちゃうのであれば、
畳については気にしなくて良いですね。

床が問題無くて、畳が多少古いくらいであれば、ござを敷いておくってのもテですね。

襖や障子に穴が開いてたりするのは、そんなものです。
落ち着いてから貼り直しましょう。

天井を見ましょう。
怪しいシミがあったりしませんか?

霊的な話じゃないですよ、雨漏りです。
ま、これはパッと見でわかりますね。
不動産屋さんもあらかじめ教えてくれると思います。

不動産屋さんはあらかじめ分かっていた不具合を伝えないといけないので、
聞けば必ず教えてくれます。

伝え忘れていることもあるかも知れないので、
「何か瑕疵(かし)はありますか?」
とかって聞いてみて下さい。

家のゆがみは要チェック!

次は目で見てもあまり気づけなかったりするので、必ずチェックしてみて下さい。

戸を開け閉めしてみること。
引き戸でも何でもそうなんですけど、ちゃんと引っかかりなく開け閉めできるか?
です。

新築の時は何の抵抗も無く、開け閉めできたはずです。
ひどく引っかかったり、閉めても隙間が空いていたりするという事は、

​​​​家が歪んでいる​​​​

という事です。

・地面の土台が一部沈んでいる
・どこかの柱が沈んでいる

こんなことが考えられます。

地面が沈んでいるとなると、その家は考え直した方が良いと思います。
大雨や地震でさらにひどくなってしまう恐れもあります。
柱であれば、リフォーム・リノベーションの時に直せることもあります。
(っていうか、柱は直したいですよね。)

で、柱はちょっと叩いてみることもおススメします。

コンコンって高い中身が詰まっている音がすれば問題なさそうです。
ボンボンって感じのこもった音がする場合は、たぶんシロアリに食われていて、
柱の中がスカスカになっている可能性があります。
柱の置き換え確定です。

うちは何本も新しい柱に置き換えてもらいました・・・(^^;
古いお風呂の周りの柱は湿気で腐っている場合もあります。

柱は要確認です。

設備もちゃんと見よう

次は設備です。

キッチンにはガス給湯器がありますか?
ガス給湯機が無い場合は、石油給湯器かも知れません。

その場合は勝手口付近におおきなボイラーがあったりします。
石油給湯器は燃料が灯油で、灯油のタンクに定期的に灯油を補充しないといけません。

キッチンが灯油なら、たぶんお風呂も灯油です。
うちは、ボイラーが2つありました。タンクも2つ・・・。

各設備の燃料は確認しておいた方がいいですよ。
燃料補充の運用がだいぶ変わってきます。

ま、灯油の場合は頼んでおけば定期的に運んでくれたりもするので、
そんなに手間にはならないかも知れませんが。

お風呂が薪なんて場合もありますよ。
(さすがに薪でお風呂沸かすのは大変だと思います・・・たまーになら良いかも知れないけど。)
(薪集めはもっと大変です・・・)

忘れがちな排水設備

最後に、排水(下水・浄化槽)です。

田舎は下水が通ってないところが多くあります。
ですので、現状はどうなのかを不動産屋さんに聞いてみて下さい。
下水なのか、浄化槽なのか、いまだに汲み取りなのか。

うちは下水が通っておらず、浄化槽が埋まっています。
浄化槽も古いもので、腐敗槽でした。

これは、トイレの排水のみが対象になってたんですよね。
つまり、他の生活排水は用水路にそのまま流れます。

食器を洗った油とか洗剤とか。

で、用水路の行き先はっていうと、海なんです。
これが、どうしてもイヤでイヤで。
ついでに臭いも出るし、虫やらも集まっちゃうし。。。

という事で、生活排水全てを対象にした合併槽に変えました。
(腐敗槽は新しく設置することはできません。)
結構費用はかかりますが、気分は晴れ晴れです。

古い浄化槽を新しいものに変えるときには補助金も出ますので、
業者さんとかにも確認してみて下さい。

今後、地域に下水を通す計画があるのか、とかも気にしてみると良いと思います。

せっかく環境を気に入って移住するのに、
自ら汚してしまうのはなんだか悲しいですからね。

えらく長くなっちゃいましたが、何か参考になればうれしいです。

それではまた。


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