私は空き家を購入して移住しましたが、
がっつりリフォームが必要な家だったのでいろいろ大変でした。
もちろん、リフォームが必要なことはわかっていて購入しています。
(そのぶん購入費用は格安だったので。)
でも思っていた以上に大変なことがいろいろありました。
(当時の私の考えが足りなかったのは間違いありませんが・・・)
その辺のリフォームにまつわる実際のところのお話です。
まずはリフォームの見積もり
当然リフォーム業者さんに見積もりをお願いすることになります。
直す箇所・内容によってまったく金額が変わってきます。
これから住む家でどう過ごしたいかを考えて、どこをどうしたいかの要望を伝えます。
その要望に対して既に建っている家からどうできるかを建築士さんが考えてくれるので、
まずは一生懸命考えました。
そもそも、ざっくりどれくらいかかるのか?
ですが、もちろん一概には言えません。
どの程度の家なのか、それをどうしたいのか?次第だからです。
さらっとネットで調べると 500万円~2,000万円くらいだと出てきますが、
やっぱりそんな感じだと思います。
うちは家を激安で購入しましたが、その分リフォームに費用が掛かっています。
リフォーム済みの家を購入すれば、購入費は上がりますが
リフォーム費は少なくてすみますね。
良い空き家を見つけることができれば、
購入+リフォームでトータル700万円で余裕と言う事もあるようです。
が、購入費500万円未満の家の場合、
それなりに直す覚悟をしておいた方が良いと思います。
がっつりリノベージョン前提であれば、トータル2,000万円はみたほうが良いと思います。
軽く家を建てるのと大差無いので。
水回りは当然全替え
さて、うちのリフォームの話に戻りますが、
まずは水回りを全て替えることにしました。
キッチン、お風呂、トイレです。
キッチンの給湯もお風呂もボイラーがあって灯油を使うものだったので
やめたかったんですよね。
灯油タンクがカラになる前に常に補充しないといけないなんて面倒すぎます。
お風呂周りはそもそも湿気で壁がダメになっていたので、
ボイラー関係無く交換でした。
トイレは、まあ新しくしたいですよね。
構造から変えてみる
なにせ築70年の古い家であちこちガタが来ている上に、
いろいろ増築してあって家のつなぎ目から雨漏りしてたり、
古い家特有の小さい部屋がたくさんある間取りだったんです。
使いにくいったらありゃしない。
なので、細かい部屋をぶち抜いて広い一つの部屋にすることにしました。
リフォームと言うか、完全にリノベーションですね。
家としてイチバン大事なところ
古い家はやっぱり耐震性なんかが弱いです。
ここはある程度しっかりし直して欲しいところでした。
家の補強もお願いしました。
本当は自分でDIYで直してみたかったんですが、
耐震をどうにかするのはさすがに自信が無かったので全部お願いしました。
工事中の大変なこと
工事中はどこに住みますか?
この話の一番重要なポイントです。
工事の内容によりますが、工事中はその家に住んでいられますか?
私の場合は、床から壁から壊して直すので、
もちろん住んでなんていられません。
工事しない部屋ももちろんあるので、その部屋にいることはできます。
でも風呂もトイレもキッチンも無くて、
ずっと工事している家の中にいるのはちょっと無理です。
工期が1週間とか1ヵ月とかであれば、
ちょっと旅行に行ってみるとか、実家に厄介になってみるとかできると思います。
うちは3ヵ月の予定が提示されたのでさすがに無理でした。
1ヵ月くらいは車中泊とかキャンプとかで放浪してみたんですけどね(笑)
さすがに辛くなってきたので仮住まいを本格的に探しました。
(この辺が行き当たりばったり過ぎて大変でした)
実は事前に少し探したんです。アパートとか。
でも見つからなかったんです(笑)
見積もり通りには進まない
リフォーム、特にリノベーションの場合、実際に工事がはじまると
大工さんにとっても想定外のことがたくさん起こります。
想定外がたくさん起こるので、何かあるたびに大工さんに呼ばれます。
実際に見て、説明を受けて、どうするのかをそのたびに決めていきます。
壁が出来上がるくらいまではすごく呼ばれました。
週に2、3回は必ず。
基本は柱が腐ってるから取り替えて良いか?です。
「新しい柱にしてはダメです。」
なんて言うはずは無いんですが、大工さんも勝手に工事できないので確認されます。
そのたびに費用追加です。
でもしょっちゅう話をして、
たまにお茶でも差し入れしてちょっと仲良くなってみたりすると、
少しくらいなら変更してもサービスしてくれたりするので
悪いコトばかりでも無いですね。
仮住まいは家の近くでないといけない
そんなわけで、呼び出しがたくさんあるので、
大掛かりなリノベーションをする場合は仮住まいは家の近くでないといけません。
うちは伯方島なので島内であれば良いんですけど、
島に不動産屋さんはありません。
誰に聞いたら部屋を借りられるのかわからないんです。
実はアパートはいくつもあるんですが、
誰もどこにも宣伝をしていないので、人伝いで聞いていくしかありませんでした。
意外とこれが大変でした。
無事、アパート管理人さんにたどり着けました。
工期も予定通りには進まない
柱が腐ってたりって言うのは、壁を壊してみないと分からないので
分かった時点で柱を取り換える作業が増えることになります。
床を剥がしてみて土台が腐っていても作業が増えます。
何があってもその都度工期が伸びます。
大事な部分であればあるほど工期が伸びます。
うちの場合は、結果1か月伸びました。
借りてたアパートも1か月延長です。
(1か月延長できなかったら、また家探しでした)
仮家は余裕をもって準備しておいた方が良いです。
(伯方島であれば紹介できますよ)
まとめ
今回、リフォーム時に私が学んだことをまとめると、
・要望は最初にキチンと伝える
・仮住まいの準備は早いうちにしておく
・大工さんとは仲良くなって損は無い
・仮住まいは余裕を持った期間借りておく
・空き家の改修は予定通りには行かないのでイライラしない
・工事費用もちょっと余裕もっておく
と、いうことでした。
時間もお金もかかりましたが、最終的には満足のいく家になりました。
リノベーションをご検討の方は準備をしっかりするようにしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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