【DIY】生ごみ処理機 【キエーロ】を自作してみました

DIY

​以前はマンションに住んでいました。
そのマンションのキッチンにはディスポーザーが付いてたんですよ。

ディスポーザーってこういうの
ディスポーザーってこういうの

ディスポーザーってウルトラ便利で、
玉子の殻とかちょっとした生ごみをそのままシンクの排水溝に捨てられるんですよ。

なので、暑い時期でも生ごみが臭うことも無いし、
虫が湧くこともなかったんです。

ちなみにディスポーザーっていうのは、キッチンのシンクの下にくっついていて、
シンクの排水溝に捨てた生ごみを砕いてそのまま水で流してくれる機械です。

しかし当然、今の田舎のおウチにはそんな良いモノは付いていません。
燃えるゴミを出せる曜日も決まっています。

なので、家で生ごみを処理できるようにしてみよう!

キエーロを導入しよう!

となりました。

キエーロって?

​​​で、キエーロって?​​​
ってことなんですが、

黒土の中の微生物に生ごみを分解してもらうっていう非常にエコな生ごみ処理器です。
野菜クズなんかを土に埋めるだけです。

電気もかからないし、良さそうです。

さて、このキエーロ、売ってもいるんですが、そんなに難しくなさそうですし、
廃材もいっぱいあるんで自分で作ってみることにしました。

キエーロを作ってみよう

倉庫に転がっていた板を集めてきて、
幅を合わせて切ります。

廃材なんで、なるべく材料に合わせたサイズにしたいですね。
たくさん切るのもめんどくさいし。

まずは枠を作ろう

これは横側の板です。
少し高さが欲しいので2枚分重ねました。
だいたい50cm×20cmくらいです。これを4枚。

のこぎりで頑張って切りました。
丸のこがあるとラクだったんでしょうねー。

側面の板を並べてみる
側面の板を並べてみる

とりあえず合わせてみると、意外とデカイな・・・
って感じです。

横幅は90cmくらい。
細いのは柱にします。

キエーロの枠になる材料たち
キエーロの枠になる材料たち

組み合わせて、釘を打ちます。
別にネジでも良いんですが、すでに釘を買っちゃっていたので釘を打ちました。

手前側は壁の高さに合わせて、背中側は少し飛び出すくらいです。

屋根と言うか、フタを傾斜させるためと、風が通るようにスキマを開けるために長くしてます。
風通しが良い方が良いようです。

枠ができただけでもそれっぽい
枠ができただけでもそれっぽい

枠が出来たらフタを作ります

で、フタの枠を作ります。
フタの短辺側は本体の奥行よりちょっと長くなります。ナナメなんで。

これ、寸法を計算して切っておくより、
本体側を組んでから、本体に合わせてみて印をつけて切った方が早いです。
別にそんなに精度いらないし。

なんとなく作っていくって言うのが大事な気がします。
こういうのは、あまり気負って作らない方が良いです。きっと。
気楽に。テキトーに。

キエーロのフタの骨組み
キエーロのフタの骨組み

フタの枠ができたら乗っけてみます。

と、なんだかそれっぽいですね^^

フタがちゃんと斜めに乗りました
フタがちゃんと斜めに乗りました

形ができたら塗装します

で、ここまでできたら色塗りです。
雨ざらしなんで防腐、撥水機能のある塗料を塗ります。
色は、みんな大好きウォルナットです。

外側だけ塗りました。
土の中で微生物に繁殖してもらわないといけないので、
防腐機能のある塗料を内側に塗るのはやめておきました。
(影響があるのかどうかわかりませんが・・・)

フタを組み合わせる前に塗装します
フタを組み合わせる前に塗装します

塗料が乾いたら、フタを付けます。
背中側の飛び出した柱とフタの枠を蝶番でつなぎます。
開け閉めできるようにしたいですからね。

で屋根材はポリカの波板です。
太陽の光が入るように、透明のが良いと思います。
枠のサイズに合わせてハサミで切って、釘で打ち付けます。

取り付けは傾斜方向に溝が来るように方向合わせて下さいね。

写真の方向にしておくと、雨が屋根にたまりません。

傾斜方向に波板の溝がくるようにして雨を流します
傾斜方向に波板の溝がくるようにして雨を流します

最後にフタの取っ手と、風でバタンバタンしないように
フックを取り付けます。

取っ手はネジ止め。フックはねじ込むだけです。

フタの取っ手
フタの取っ手

入れ物は完成!

完成です^^

ちゃんと開け閉めもできるし、良い感じですね。
土の上に直接置くので、床はありません。

完成したキエーロ
完成したキエーロ

土を入れてキエーロを使えるようにします

最後に黒土を入れます。
土の量は本体のサイズによるので容積を計算してください。
今回は、90cm×50cm×30cmくらいで140ℓくらい必要でした。

適当に買ってきたら足らなかったので、
庭を一部掘って、黒土に混ぜました(笑)

完成したキエーロに土を入れました
完成したキエーロに土を入れました

自作キエーロの使い心地

あとは使うだけです。

生ごみは分解されるのか?

生ごみを埋めて、スコップで混ぜておくと、1週間もすれば無くなってます。
魚、肉、油なんかの汁っけのあるものはよく分解されます。

でも冬場は処理能力が落ちるみたいです。

堅い物はなかなかなくなりません。
玉子の殻とか、タマネギなんかの野菜の皮とか、鶏の骨とか。
埋める前に細かくしておくと、多少は早く分解されるようですが。
1週間くらいでは原型が残っているものもあります。

また、あんまり浅い位置に埋めてしまうと、夜中に猫とかに掘り返されるので気を付けて下さい^^;

それで使ってみて、ですが、
良いですね。

自然にいいことしてるって感じもしますしね。

ま、キエーロまで捨てに行くっていう手間が増えたり、
キエーロに埋める分のゴミを分けておくっていう手間が増えたり、
とかはあるんですが、

エコですから。

でも実際に特に臭いも無いし、虫も湧かないです。

この土を畑に使うこともできますしねー。
栄養豊富な土ができます^^

と言う事でなかなか良いです。

1年後・・・

・・・ということで使ってたんですが、残念ながら1年で横側の壁が朽ちました。
板の素性が悪かったのか、2枚を縦に重ねたのが悪かったのか。
そもそも完全な雨ざらしだったので、設置位置があんまり良くなかったですね。

たぶん、水に弱い木材だったんだとも思います。
もともと木の内部が腐ってたのかも。
廃材なんでよくわかりませんが・・・。

作るのは結構簡単なので、また作ろうと思います。

今回作るのに必要だったものは以下です。

材料

【板】
厚さ15mmとかあれば十分だと思います。
杉材は表面を焼くと水にも強いようです。
焼杉ですね。
ヒバとかヒノキとかも良いみたいです。
柱の材料は30mm~45mmの角材で良いと思います。

【釘、ビス】
40mm~50mmくらいのもので良いと思います。釘でもビスでもお好きな方で。
ビスは半ネジのものが打ちやすくて良いです。

板の厚みに合わせてください。

【ポリカ波板】
キシラデコールが良いです。
私は油性のを使ってますが、水性で良いと思います。
効果は同じみたいですし。

【蝶番】
私は3個使いました。
これは柱の太さに合わせたサイズを選んでください。

【取っ手】
なんでも良いです。引き出しのハンドルとか。

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感想(0件)

【フック】
こんなのです。
アオリドメっていうらしいです。

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【黒土】
箱のサイズから容量を計算して必要な分だけ。

道具

【インパクトドライバー】
ボッシュのは値段も手ごろで良い感じです。
ビスを打つ場合は欲しいですね。
ボッシュお気に入りです。

【ハンマー】
釘が打てれば何でもいいんです。
が、どうせならおしゃれなハンマーが欲しいです。

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感想(5件)

【卓上スライド丸ノコ】
これがあるとキレイに直角に木材が切れます。
しかも丸ノコより安全です。
欲しいです。

【丸ノコ】
板材を切る場合は欲しいですね。
私はコレです。

【のこぎり】
木が切れれば何でもいいんですが、
数が多いとしんどいです。

【サンダー】
ボッシュは良いです。
広い面のやすり掛けはこれがあると
非常にラクでキレイにできます。是非1台。
塗装する前に一度かけておくと塗料乗りがとてもよくなります。

【やすり】
サンダーがない場合はこちらで。
大きい面のやすり掛けにはせめてハンドサンダーが必要です。
頑張りすぎると手が壊れます(笑)

次はもっと長持ちするやつを作りたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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