移住後のご近所付き合いの実際のところ【伯方島の人たちの場合】

移住

移住を考えるときに、移住先の人たちがどんな感じなのかって非常に気になりますよね。

優しい人は多いかな?
気難しい人はいないだろうか?
ちゃんと地域に馴染めるだろうか?

実際には住んでみないことにはわかりませんが、
移住するには非常に気になるポイントですよね。

伯方島の場合のご近所付き合いや、島民の雰囲気を紹介したいと思います。

田舎のご近所付き合いの現実

濃密なご近所付き合い必須!?

こってり濃厚

都会とは比べ物にならない田舎のご近所付き合いの濃さを想像していると思います。
もちろん地域によって異なりますが、その想像はおおむね正しいです(笑)

引っ越した当初は監視されてる!?
って思うくらいに気が付くと誰かが遠くからうちを見てました。

こんな田舎に何しに来たのかな?
どんな人が自分たちの仲間になるのかな?
って気になりますよね。

これからご近所さんとして生活していく上で、どんな人なのかっていうのは
もちろんお互い気になるわけです。

で、お付き合いの方はと言うと、
実際に付き合いは濃いと思います。
都会に比べたらものすごく濃いです。
(今思うと、都会のご近所付き合いが薄すぎるような気もしますが・・・。)

あくまでも都会のマンション住まいなんかと比べたら、
しっかりとしたご近所付き合いは必須です。

具体的なお付き合い具合は?

もちろん、地域性やご近所さん自体の性格によるので一概には言えませんが
伯方島での実際のトコロをご紹介します。

まあまあの頻度で集まりがある

自治会や地域の掃除、お祭りなどの行事が多いと思います。
都会でも下町と言われるようなところでは同じような感じだと思います。

少なくとも2ヵ月に1回は何かしらの行事があります。
言うほど多くないですね^^

物のやりとりが多い

こんな魚ももらえます
こんな魚ももらえたりします

大体の家には畑があるので、そこで野菜を作っています。
途中で枯れる、タヌキやイノシシ、カラスに食べられるなどで収穫量が減ることを前提に
それぞれの種類の野菜を結構な量作るので、全滅しない限りは大量に収穫できます。
なので、みんなご近所さんにおすそ分けで配るんです。

おすそ分けをもらったらお返しをしなきゃいけない(必須!)ので、
もらったその場でお返しできるものが無ければ後日お返しを持っていきます。
なので、必然的に家の行き来が多くなります。

時期によりますが、野菜をもらったり、魚をもらったりします。
週に1回はあると思います。

ご近所さんの畑を見て、誰も作っていない野菜を作ると喜ばれますよ!

玄関チャイムがあっても、玄関開けて呼ばれる

チャイムが無いおうちも多いんですが、あっても使わない人が結構います。

ガラガラーって玄関の戸が開く音がして誰か来たなって気づきます。
そして玄関の中から
「こんちわー!」
って聞こえてきます(笑)

最初はびっくりしますが、すぐ慣れます。

畑作業をしていると、何を作ってるんだってほぼ必ず聞かれる

耕していると、「何植えるん?」
収穫していると、「よーけえ出来たかね?」
何にもしてなくても、「そろそろ〇〇を植えんね!」

と何かしら話しかけてきてくれます。

そして大体そのまま畑の講義が始まります。
話しかけてきてくれるのは大体お年寄りが多いので、
前にも聞いた話だったりしますが、しっかりと講義を受けましょう(笑)
長年の経験からのお話を聞けるので、ありがたいですよ。

収穫時であれば、収穫した野菜を「ちょっと持って帰る?」と渡すと、
違う野菜に化けて帰ってきます。

とりあえずビール飲むか?

朝4時に起きて6時とかから畑作業をしている人が多いので、
昼過ぎに肥料や農機について質問に行ったりすると、すでに飲んでたりします。

そうすると、「ま、とりあえず飲もうや。はいビール。」
となるので、昼からの予定がこなせなくなったりします(笑)

実はこれ結構あるので、運転する必要がある場合は
固い意志でもって遠慮しなくてはいけません。

濃い付き合いにも慣れます

私も人付き合いは得意な方ではないですが、
そうは言ってもちゃんと慣れます。

やたらに構えたりせずに顔を合わせた時に挨拶していれば
次第に普通に仲良くなっていきます。

そりゃそうですよ。
みんな仲良くしたいと思って接してくれてるんですから。

だたのご近所付き合いではない?

やはり島ではお年寄り率が非常に高いので、
ご近所付き合いには違う意味も含まれてくるようです。

お友達同士で毎日一緒に散歩してたりします。

お互い毎日無事でいるかどうかの生存確認の意味合いもあるようです。

伯方島島民の雰囲気は?

しまなみ海道の愛媛県側には3つの島があります。
北から大三島、伯方島、大島の3島です。

もちろん全員がそうだ、と言うわけではありませんが、
それぞれで特徴があったりします。

大三島のひとびと

大三島の人はおっとり、のんびりなイメージです。

これは島のメインの産業が農業(柑橘栽培)だからだと言われています。
土地が広く、傾斜の多い大三島では傾斜地を利用しての柑橘栽培が盛んです。

毎日土に触れて仕事をする大三島の人は穏やかな人が多い感じがします。

大島のひとびと

大島の人は気が強く、豪快なイメージです。

それは大島が漁業が盛んだからだと言われています。
漁師が多く、いわゆる海の男が多いせいだと思います。

伯方島、大三島に比べてコトバ(方言)が強いような気がします。
でも別に怖い人と言うわけではありません。

とても良い人が多く、仲良くなると家族のような付き合いになると聞いたこともあります。

やっぱり海の男と言うのは、コワモテの良い人なんでしょうね。

伯方島のひとびと

伯方島の人は、大島・大三島の人と比べると、

普通です(笑)

これは、島の産業が造船業・海運業がメインであることろから来ています。
この2つのメイン産業に関連する会社もたくさんあります。

毎日島外からたくさんのスーツの人が来ていて、
山・海が仕事相手の状況と比べて、人が仕事相手だと
やはり普通になっていくんじゃないでしょうか。
(別に大島、大三島の人が普通じゃないというわけではありません。濃さの問題です。濃さ。)

個人的には伯方島が一番住みやすいんじゃないかと思っています。
べったり・がっつりでも無く、まったく関心が無いわけでもない。
ほどほど、そこそこ、つかず離れずと言ったところでしょうか。

どんな感じの人かと強いて言うなら、シャイな人が多い感じですかね。

伯方島(愛媛県)のコトバは伊予弁です。
伊予弁はすこーし言葉が強かったりするので、
最初は「怒ってる?」とか思うかも知れませんが、
実は全然そんなことは無いので安心してください。

まとめ

移住してその土地で暮らしていく上で、地元住民がどんな感じなのか?
と言うのは非常に気になるところではありますが、

移住する以上、お客さんではなく、住民になると言うことなので、
ある程度は「郷に入っては郷に従え」です。

やはり仲間に入れてもらう自分たちが、
それ相応の心持ちで接していく必要はあると思います。

でも田舎の人はきっと良い人が多いです。
そんなに心配する必要はないと思いますよ^^

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考になれば幸いです。


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